こんにちは、2年の鈴木瑛人です。前期の授業が終わり、待ちに待った夏休みが到来しました。前期の授業は2年生となり専門科目が本格的に始まったことで、1年次の教養科目と打って変わって、ついていくので精一杯な授業ばかりでした。特にプログラミングの授業では数十分程度で終わらせる人がいる傍で授業時間ギリギリまでかかっている自分が情けなく思えてしまいます。この夏休みの間に自学に取り組んで今後の講義をゆとりを持って臨めるように頑張りたいと思います。
それでは、今回の試合の振り返りをしていきます。
対戦相手
今回の対戦相手は筑波大学フットサルクラブcirco de ranaさんでした。こちらは今年からF-netに参加したチームであり、また茨城県のチームということで戦術などの事前情報がない状態での対戦でありました。しかしF-netの試合結果を見ると、前節でわたしたちが1対5で敗北した東京外国語大学に8対1で勝利しており、実力的には格上であることはわかっていました。そこで事前の練習から失点をしないことを意識して取り組み、試合に臨みました。
試合結果
結果を先に申し上げると3対4で惜しくも敗れてしまいました。外大戦に続き2連敗を喫したことでリーグ内ではかなり厳しい順位になってしまいました。しかし試合は前回のような大敗ではなく、次につながる大きな手がかりを得られたものだと感じています。
試合の流れを順に振り返っていくと、前半から前プレを仕掛け、後ろでボールを持たせないようにし、前に蹴り出されたボールを適切に処理ができたことで、良い立ち上がりができていました。均衡の中、前半8分に敵陣キックインからゴール前で受けたブライトが長い足を生かして、先制点を奪いました。その後も前プレを継続し、13分に粂さんがフィクソからボールを奪い追加点を決めました。しかし1分後の14分にコーナーから3対2の状況を作られてウィークサイドの選手にダイレクトで決められ2対1、16分に自陣キックインをフィクソの選手にカットされ、そのままミドルシュートを決められ同点に追いつかれてしまいました。前半終了間際、相手からこぼれたボールに走り込み、キーパーとの一対一を決めて3対2で再び勝ち越して前半を折り返しました。後半は終始互いに攻め合う展開が続きましたが、フィクソのシュートが相手と入れ替わる形でブロックされ、そのままゴレイロとの一対一を決められることが二度続き、最終的には3対4で負けてしまいました。
良かった点
まずは、前回の外大戦のような大差をつけられることなく終えることができたことは大きな成長でありました。リーグ内の結果から相手が自分たちより強いことを意識して望んだことが僅差で終えることとなった最大の要因だと思いました。しかし、前半は勝ち越す展開が続いていたため、最終的に負けてしまったことは非常にもったいなかったと思います。
次に先制点を奪えたことも試合を通してチームに勢い付ける意味を含めて非常に良かったと思います。先制点は前述のようにブライトの能力が光る素晴らしいものでありました。その後の粂さんの追加点が続いたこともあり、前半のほとんどを自分たちのペースで進めることができました。
三つ目は追いつかれた後に再び突き放すことができたことです。前半終了前に2点差を追いつかれたものの、終始攻めの姿勢は崩さず、相手の下3に厳しくチェックを加えたこと、中盤でボールを持たせなかったことが3点目につながったと考えられます。
守備面では相手の裏抜けのボールにきちんと対処できていたのは素晴らしかったと思います。素早いプレスで相手に万全な体制で蹴らせなかったことも良い守備につながっていました。
クリアランスは前回の試合の反省点でしたが、サインでの動き出しが良くなったことで、ボールを出した先で詰まるということがかなり減りました。これは今後も継続したいです。
敵陣キックインにも工夫が見られ、ジャゴのスペースが空いていることに気づいた後のキックインでジャゴ抜けを実践できていたことはとてもよかったです。結果的に得点には至りませんでしたが、チョンドン以外の選択肢を選べることは大切だと思います。
改善点
まずは自身の反省点として決定機を逃してしまったことが挙げられます。試合開始直後、相手がゴール前でこぼしたボールを枠内に決め切ることができませんでした。そこで先制点を決めていれば、より早いうちから勢いづいてもっと優位に試合を進められたと思いますし、たらればではありますが4対4の引き分けで終えることもできていたと思います。先制点の重要さと決められる時に決めることの大切さを理解し、決定力の向上に努めたいと思います。
次にチーム全体の改善点として、まだまだ1対1の守備が甘いと思いました。二失点目も含めて中盤からミドルシュートを良い体制で打たれることも多く、最後にシュートブロックして弾くまで徹底して相手についていくことができるようになれば、失点をさらに抑えることができると思います。そのためには日々の練習からステッピングを強化して相手に抜かれない体制を取り続けられるようになることが必要だと思いました。
攻撃面については、ピヴォへの関わりがまだ少ないと感じました。前回の学習院戦と比べると相手のフィクソのプレスが弱く比較的ピヴォがボールを持てることが多かったと思います。しかしピヴォがボールを持った時の関わりが少なく、落としてシュートや、裏抜けして受ける動きが少なかったと思います。試合前の練習ではピヴォ当て後の動きを重点的にやりましたが、それが試合中で活かされてなかったのは残念でした。またキックインの際もピヴォを見ないで初めから中に出して詰まってしまうことも度々見られ、縦パスを常に意識することで相手を牽制することも必要だったと感じました。
敵陣キックインおよびコーナーキックはこの試合での一番大きな反省点であったと思います。敵陣キックインでは相手が壁を作っておらず、チョンドンは相手にあてずにゴール前にボールを送ってほしいことが多かったです。またチョンドン以外のオプションがうまくいってなかったので今後の練習で改善を図りたいです。
終わりに
今回の敗北により、二連敗を喫しリーグ内順位は厳しいものとなってしまいました。しかしリーグで他チームを圧倒するお相手に善戦できたことで今後のリーグ戦で勝ちを拾っていける可能性を十分感じられました。これからはより一層得点そして勝利に貪欲に臨んでいきたいと思います。