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引退ブログ Part8


久保田です。一年生の皆さんそして水谷君(みんながなんて呼んでいるのかわからないので水谷君とここでは書いときます笑)、初めまして。2020年の1月に休部してから一度も練習に参加していなかったので、結局最後まで会う機会はありませんでしたね。実際田野を除いた三年生の部員ともつい最近一年ぶりくらいにマルちゃん、邑田と会ったくらいで本当にほとんどフットサル部とのかかわりが無くなってしまっていたのでそれも仕方ないですけど。本当は引退ブログも書かない方がいいかなと思ってたんですけど、草野から書くように指示されたので書くことになりました。他のメンバーがあまりにも書いていないので少しびっくりしていますが、チームにあまり貢献できなかった分ここである程度書いてあげようと思います笑

僕は高校時代サッカー部に所属していて、19の植木とは同期でサッカーの練習をほぼ毎日やっていました。周りには自分より全然上手な人がいて、結局最後までスタメンの座を取ることはできませんでした。客観的に見たらサッカーなんていう将来何の役にも立たないものに勉強の時間を削り、さらにはスタメンとしてプレー出来ないなんて、物凄くあほなことだと思います。それでも今でも忘れられないくらいとんでもなく充実した日々だったし、最高の青春でした。詳しくは植木君にでも聞いてください。

東工大に入学すると、もう一度高校の部活のような青春がしたいと、遊んでいるだけのサークルには目もくれず、サッカー部とフットサル部の見学に行きました。ただ、しっかり部活したいとはいえ、大学生らしくある程度バイトしたり、友達と遊んだりしたかった僕は、多くて週三で参加不参加は自由という環境に魅力を感じてフットサル部に入部することにしました。

入部当初、自分は割としっかり練習に参加していたと思います(正直あんまり覚えてないけど、他のメンバーの練習参加数の平均に比べたら確実にめちゃめちゃ参加してた方笑)。でも、その最初持っていた熱量はどんどん指数関数的に落ちていきました。これに対する理由は挙げれば枚挙にいとまがありません。練習にみんな参加しない、荷物運びを1、2回しかやらない奴がいる、そもそもなにを目的にフットサルをやっているかはっきりしないなどなど、本当にいっぱいあります。でも普通にフットサル部にいるのは楽しかったので、辞めようとまで考えることはなく、やる気はないながらも練習もやはりしっかり参加していました。実際一年生の冬に三分の一ほど辞めてしまいましたが、その時も自分は止める側だったのを覚えています。

そんな僕も二年生になってからすぐに起こった事件で完全に折れてしまいました。そもそもやる気がないのに、何が折れんねんって思うかもしれないけど、ただ普通に辞めたくなったんです。空気は悪いし、嫌な奴いるし、弱いし、自分もどんどん下手になっていくし、何よりも楽しくない。自分が悪いところさえフットサル部に原因があるように思えて、本当に嫌でした。フットサル部がめちゃめちゃストレスでした。その結果ちょっと痛いところがあると普通にある程度休むようになり、他の予定を普通に優先するようになりました。でも清水さんや右京さん、高津さん、篠田さん、平野さん、サトルさんが残ってくれている手前辞めるとは言いづらく、その結果、中途半端に続けていました。

そんな中、2020年の冬に母親が癌を見つかりました。人生で最大級クラスにメンタルをやられ、そのストレスで僕自身病気を患いました。そこでさすがにこれ以上のストレス受け入れきれない、とフットサル部を休部することにしました。きっかけがあればいつでも辞めるつもりだったので、母親の癌がそのきっかけになっただけです。正直母親が癌になろうがなるまいが、そのうち休部もしくは辞めていたと思います。

それから一年くらいはバイトやら飯行くやら遊ぶやら英語の勉強やら、好きなことだけやっていました。本当に最高の一年だったと思います。今も明白な自分で気づくようなストレス源は一切なく最高の気分で生きています笑

結局何が言いたいのかというと、楽しくないことを続けても何もいいことがない、ということです。当たり前の話ですね笑でもあてはまる部員は絶対に何人かいるはずです。もちろんやる気がないやつは辞めろと言っているわけではありません。そんなこと僕なんかからは口が裂けても言えません。でも少しでも辞めたいなと感じている人は、代が入れ替わるこの時期に今一度考えてはいかがでしょうか。僕はどちらの決断をしたとしても、あなたの意見を尊重します。僕自身、入部してからあの事件までは続けていて本当に楽しかったし、休部してから今までも最高に楽しくて、続けることの楽しさも辞めた後の楽しさも両方知っている人間ですしね。

最後になりますが、フットサル部の先輩方、後輩たち、マネージャー、そして同じ代のみんな、本当にありがとうございました。辛い時期もあったし、ここ一年くらいは全然関わりなかったけど、みなさんと一緒にいると楽しかったです。ここ一年間のようにあまり関わる機会はないと思うけど、いつか集まれたらなと思います。

この記事を書いたプレーヤー
OB kubotakenta 久保田 健太

全てを3発で終わらせる男。大学では勉強に力を入れるようで「大学では彼女はいらない」などとほざいている。しかしプレーではその下心を隠せないのか、エロいボールタッチでテックのボール回しに貢献している。