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FFCカレッジフットサルリーグ 第4節エルレイナ戦


こんにちは、#23六岡です。

みなさん夏休み真っ只中でしょうか。
僕は今週末に修士論文の中間発表を控えています(笑)フットサルしてる場合じゃないかもしれません。

ということでF-netのエルレイナ戦について振り返ります!(大変遅くなってすいません。。。)

 

結果は4-3で勝利!!
先制されて、逆転して、逆転されて、逆転するっていう試合でした。

テックはここ数年、僅差の試合を勝ち切れる事も増えている気がします。
こういう試合を勝負強いと捉える事もできるし、実際にポジティブな要素もあると思います。でも、勝てるはずの試合を接戦にしてしまっているだけなのではないかと最近は感じています。

昨年から今年にかけて、無失点の試合はほとんどないし大量失点してしまう試合が度々あります。得点はそれなりに取れている気もしますが、特定の選手が個の力で取ったような得点がやっぱり多いです。それ自体は大きな強みだし、それだけで勝てる試合がこれからも何試合もあると思います。ただ、このままでは強いチームに対しては大敗する事を繰り返すだろうと思います。

 

全ての局面においてチームとしての課題はあると思うんですが、まずは守備に関して一からやり直すくらいの気持ちで徹底するべきだと思います。

相手の戦術や特徴、状況ごとに自分たちの守り方の方針を共有する事だったり、
場面ごとに「絶対にやられてはいけないプレー・できるだけやられたくないプレー・ある程度やられてもしょうがないプレー」のように優先順位をつけていく事だったり。
そういったルール作りの部分をまずはしっかりやらないといけないなと思います。

その上で、一対一で負けない・集中を切らさない・切り替えを早くするというような事を徹底するのが大事だと思います。

ルール作りに共通する部分ではあるけれど、自分たちの戦術についてもっともっと理解を深めないといけないとも思います。どんな狙いがあって、どんな相手・状況に有効で、どんなミスが起こり得るのかとか。プレスにせよ、攻撃時のローテーションにせよ、そういった理解がないと上手く使いこなして適切な状況判断をしていくのは無理だと僕は思っています。

 

そのようなチームとしての課題を潰していくために、一番はチーム全体として取り組む事なんですが、個人としての努力も同じくらい必要だと思います。練習以外の時間にもっとフットサルの動画を見てほしいです。自分たちのプレーを見直す習慣は付いている人が多いと思いますが、他のチームのフットサルを見ている人は少ないように感じます。ここ数年間の他の大学の試合もテックのアカウントで見られるし、youtubeでスペインリーグなども見られます。

動画を見方は色々あると思いますが、個人的なおすすめは色んなチーム、色んなレベルの試合を見て、気になったプレーを繰り返し観察すると良いと思います。テーマを決めて、そのテーマに沿って観戦するのも効果的だと思います。

その中で、「こんな戦術もあるのか!」とか「こんなプレーもありなのか!」みたいな発見を沢山してほしいです。テックの皆のプレーを見ていると、上手くいかなかった時は、能力的・技術的に足りないというより、「有効な選択肢がそもそも見えていない」とか「注意すべきポイントに気づけていない」といった点が気になる事が多いです。
色んなプレーの仕方を知っていればある程度は改善できる部分だと思います。夏休みで少し時間が取れる人はぜひ取り組んでみてほしいです!

 

それとは全く逆の事を言いますが(笑)同じチームの試合を継続的に見ていくのも面白いですよ!試合によって違うやり方をしていたり修正が加えられたりしている様子や、逆に戦術が変わってもチームとしてぶれない部分が発見できるととても勉強になります。

あとはFリーグであれば監督や選手のインタビューも読めたりするので、試合と照らし合わせると、「あのシーンをプロはこう捉えるのか!」みたいな考え方もできます。3年生とか、来年中心になるつもりの2年生とかよければやってみてください。

 

一年生に関しては、まずは全員毎回練習に来ましょう(笑)そして先輩に言われた事をできるだけ吸収してください。わかんない事はもっと聞いていいと思います。そもそも言ってる意味がわかんないとか、意味は分かるけど試合で活かせるイメージが湧かないとか、何でもいいと思います。質問された側も曖昧だった部分を考え直すきっかけにもなるので。遠慮せず、誰でも聞きやすい人に聞いたらいいと思います。

 

 

最後に、個人的な話ですが良ければ読んでください(笑)

 

僕がこのチームにいるのもあと半年くらいになりました。その後フットサルを続けるかも未定です。そんな中で考えている事を少し書かせてください。

これまで、上級生(4年以上)になってからはチーム全体に口出しするのは最低限にしてきました。自分が3年生の時も上級生達がそうしてくれたから自分は頑張らざるを得なかったし、そのおかげで少しはフットサルについてきちんと考えられるようになったと思っています。
それが一番いいという考えは今も変わりません。ただ、戦術的なこともそうだし、試合に向けた取り組み方とか色々な面で引き継げてないものもあると感じながら過ごしてきたのも事実です。

自分の考えが必ず正しいとか優れているとは思わないし、それぞれの代のやり方があるのはもちろんだけど、引き継がれるものがなく一年ごとにやり直すのではチームとして何も積み上がっていかないです。テックはそういった積み上げは少ないのではないかと思います。

自分が知っていること学んできたことを元にして後輩たちにはもっと上を目指してほしいです。全国大会を目指してほしいと本気で思います。

そんな思いで最近はチーム全体に対するアドバイスも少しさせてもらっている中で気づいたのは、主に今試合に出ているメンバーに関して、対応力や実行力がとても高いという事です。一つアドバイスをするとしっかりプレーに活かしてくれる人が多いです。(気のせいだったらすいません。)だからこそ、もっとフットサルを理解してプレーできれば、もっともっと強くなれると思うし、良いチームになれるという確信があります。

 

僕は高いレベルでのプレー経験があるわけでもないし、きちんとした指導を受けた回数もそれほど多くないですが、色んな人から教わった事、自分で勉強した事をできる限り整理して伝えられたら良いなと考えています。

残り半年でどのくらい劇的にチームが変わるのかは謎ですが、その先に発展していくためのベースとなるものを少しでも残せたらいいなという思いで、残り半年頑張りたいと思います。

 

随分と長くなってしまいましたが読んでくれた方ありがとうございます。

この記事を書いたプレーヤー
OB Ryosuke Mutsuoka 六岡 諒介

Futsal Style インタビュー記事

左足から放たれる強烈なシュートを武器とする元キャプテン。通らない声を張りながら2015年度のキャプテンを全うした。キャプテン自ら2015年度チーム内得点王となる活躍によりチームを鼓舞し、見事テックを史上初のCFL1部昇格に導いた。試合前、緊張の余り会場の誰よりも逝ってしまっている顔は応援.comで必見だ。